紅茶は淹れ方で味が変わる!美味しく飲む方法を徹底解説

紅茶の美味しい飲み方

寒いときにはホットで、寒いときにはアイスで、紅茶は季節に応じて1年中楽しめます。紅茶が好きな人は多いと思いますが、正しい紅茶の淹れ方をご存知の方は少ないようです。そこで、今回は美味しい紅茶の淹れ方、飲み方など紹介します。

美味しい紅茶の淹れ方とは

美味しい紅茶の淹れ方には3つのポイントがあります。このポイントを押さえて紅茶をいれれば美味しく頂けるでしょう。

紅茶向きのポットを選ぶ

紅茶を淹れるとき、どんなポットを使っていますか?可能であれば「ガラス製」のティーポットを利用するのがおすすめです。またちょっと横長、楕円形のティーポットにすることで紅茶をよりおいしく淹れることができます。筒型のティーサーバーがついている商品もありますが、茶葉が対流しないため紅茶には不向きです。

水の選び方も重要

美味しい紅茶を淹れるために、例えば○○名水など、販売されているペットボトルの水をわざわざ購入し、紅茶に利用する方もいます。しかし紅茶をより美味しくするためには、「新鮮」な水を使うことがポイントです。また水はミネラル成分が多い硬水よりも、軟水の方が美味しくなります。日本は水道水が軟水なので、実は水道水を利用するのが最も適しているのです。

茶葉にもこだわろう

茶葉はそれぞれ好みがあると思います。どんな風に飲みたいのか、それによって茶葉を選ぶといいでしょう。例えばミルクティーにしたいときには「ウバ」の濃いめの茶葉がおすすめです。ウバはストレートティーにもよく合います。世界三大紅茶は、今ご紹介したウバのほか、ダージリン、キームンがあります。しかし、ダージリンは年3回の収穫期によって味が違い、キームンは英国王室御用達、スモーキーな味わいです。それぞれの味を楽しみたいですね。

パッケージごとに抽出する時間が違う

紅茶は抽出時間が茶葉によって異なります。茶葉は季節で変化するものもありますので、茶葉のパッケージに書かれている抽出時間を守って淹れるとおいしくいただけます。では、これから4つのパッケージで、紅茶の抽出時間について説明します。

SASHIMA CRAFT TEA S2 30gリーフ


> SASHIMA CRAFT TEA S2 30gリーフ

こちらの紅茶は渋みが少なく飲みやすい紅茶で、和食にもよく合う茶葉です。カラメルのような香りがふんわり香り、癖のない味が人気をよんでいます。さやまかおりというお茶の葉を利用している紅茶で、この葉を緑茶にすると渋みが増し、紅茶にすると渋みが抑えられほんのり甘さが感じられる紅茶になっています。

茶葉:2.5g
熱湯:170cc
抽出:5分

茶葉は2.5g、茶葉の大きさによって重さが変わりますので、キッチンスケールをつかってしっかり計量するのがおすすめです。熱湯を入れて5分、しっかり抽出しましょう。

SASHIMA CRAFT TEA H2 Muscatel30g リーフ


> SASHIMA CRAFT TEA H2 Muscatel30g リーフ

べにひかりという茶葉を夏摘みしたものです。バラやクローブ、シナモン、メントール系の香りが広がり、花蜜香を感じられるしっかりした味が特徴といわれています。タンニンを強く感じる茶葉なので、甘い、生クリーム一杯のケーキなど洋菓子によく合う茶葉です。

茶葉:2g
熱湯:150cc
抽出:4分

2gの茶葉をティーポットに入れて熱湯を150cc注ぎます。4分ほど抽出しいただきましょう。飲み終わりにふわっと香るメントールがさわやかです。

SASHIMA CRAFT TEA Z1 Silky Queen30gリーフ


> SASHIMA CRAFT TEA Z1 Silky Queen30gリーフ

春摘のさわやかな茶葉です。フレッシュな香りが口に広がり、春を感じられるような紅茶をいただけます。渋みはほぼなく、香りが引き立つ茶葉となっています。茶葉はオーソドックス製法に加え、中国と台湾の発酵茶を作る技術を利用し、丁寧に作った茶葉です。

茶葉:2.5g
熱湯:170cc
抽出:5分

2.5gの茶葉をティーポットに入れ、170ccの熱湯を注ぎます。5分ほど抽出すると香りもしっかりたった美味しい紅茶ができあがります。

茶葉を使った紅茶の淹れ方

美味しい紅茶を淹れるために、以下のものを用意しましょう。紅茶用のポット、カップなどしっかり準備して、紅茶の正しい淹れ方で淹れた紅茶はびっくりするくらいに美味しいです。

用意する物

・茶葉 茶さじ2杯
・ポット 2つ(抽出用、テーブル用)
・カップ 2つ
・ティーコゼー(ポットを覆う布)
・茶こし
・キッチンスケール

紅茶を作るまでの順番

1.ポットにお湯を注ぐ
2.茶葉が開くのを待つ
3.ポットに移す
4.カップにそそぐ

最初に2つのポットへお湯を入れて温めておくことで、紅茶を淹れる際のお湯の温度が下がらす、より美味しい紅茶になります。ティースプーンで2人分の茶葉を入れましょう。お湯は大きな泡がぼこぼこ立つくらい、しっかり沸騰させてからポットに注ぎます。

お湯を注いだら紅茶が冷めないようにティーコゼー(ティーポットを覆う布製のカバー)をかぶせ2分から3分程度(指示があればその時間)おきます。2分から3分くらいたったら、もう1つ用意していたティーポットの湯を捨て、茶こしを当てながら紅茶をもう1つのポットへ注ぎます。できる限り、最後の1滴まで出し切るのがポイントです。この最後の1滴はゴールデンドロップといわれており、紅茶の旨味が凝縮されているといわれています。

カップに注ぎ、香りを楽しみながら頂きましょう。本格的に淹れると驚くほど、美味しい紅茶になりますよ。

茶葉の保存方法

紅茶は御贈答でいただくこともありますが、たくさんいただくとどうやって保存していいかわからない方も多いでしょう。何でも冷蔵庫に入れておけば大丈夫!と思っている方もいますが、紅茶についてはNGです。

茶葉は密閉性の高い容器に入れて、直射日光、蛍光灯などが当たらないように、また高温多湿な場所を避け、涼しい暗所に保管します。茶葉は臭いを吸収する性質をもっているため、冷蔵庫に入れると他の食材のニオイが移ってしまうことも多いです。また冷蔵庫に入っていた茶葉は、淹れるとき湿気を吸い劣化の原因となります。

更に紅茶を美味しく飲むためのアレンジ紅茶6選

毎日同じ紅茶を楽しんでいる・・という方も、紅茶のアレンジを楽しんでみてはいかがでしょう。紅茶をもっと美味しく楽しめる、アレンジの方法を紹介します。

ロイヤルミルクティー

ミルクたっぷりの甘い紅茶は、疲れているときにぴったりです。ロイヤルミルクティーは、少量の湯で茶葉を濃く煮だし、それからミルクをたっぷり入れて煮込むことで濃厚なミルクティーになります。紅茶にミルクをいれるだけのミルクティーと比較すると、香りも紅茶の濃さもまったく違う紅茶になるのです。甘めなロイヤルミルクティーを楽しみたい方は、最後に蜂蜜をたして飲むのもおすすめです。

ベリーとりんごのフルーツティー

ベリーとリンゴのフルーツティーは、まず見た目が本当にきれいです。ブルーベリーの美しい色と香り、そしてリンゴのフレーバーでさっぱり頂ける紅茶です。ドライフルーツや新鮮なフルーツを入れてフレーバーティーを楽しむのもいいでしょう。さらにスッキリ飲みたい方は最後にミントの葉を入れて飲むのもおすすめです。

アイスミントティー

アイスティーって面倒・・・と敬遠される方も多いです。なんだか濁ってしまうし、うまくできないこともありますね。でも水出し用のポットに茶葉を入れて冷蔵庫で8時間くらいおけば、透き通ったキレイなアイスティーが簡単にできるのです。夏場、スッキリ楽しみたい方は、茶葉と共にミントの葉をいれるといいですよ。

ジンジャーオレンジティー

冷え性の女性にもおすすめしたいジンジャーオレンジティーは、寒い時期にぴったりのアレンジティーです。すりおろし生姜にはちみつ、オレンジがあればすぐにできます。紅茶を淹れてお好みの量のオレンジ、生姜、はちみつをいれればできあがりです。ちょっとしたひと手間としてオレンジにはちみつをかけてレンジで20秒から30秒くらいチンしてから紅茶に入れると、紅茶の温度も下がらず温かくいただけますよ。

自家製チャイティー

チャイティーはスパイスがきいた紅茶です。チャイティーを自分で作るなんて難しいのでは?と思うかもしれませんが、スパイスやしょうが、牛乳などがあれば意外と簡単に作れます。カルダモン、シナモン、ナツメグ、クローヴなどのスパイスを使ってオリジナルレシピを作るのも楽しいです。

ティーショコラショー

紅茶もショコラも好きな人ならティーショコラショーがおすすめです。ショコラと紅茶を同時に楽しめる贅沢な飲み物になります。ティーショコラショーを楽しむならできればアッサムティーを使いましょう。チョコレートは細かく砕いて、時間があれば湯せんで溶かしてから紅茶に入れると温かくいただけます。甘くほろ苦く、ショコラよりもスッキリと飲めるぜいたくな一品です。

まとめ

美味しいスコーンを用意して、正しく美味しい紅茶を淹れれば、いつもと違うお茶の時間を楽しめます。たまにはのんびりと時間を気にせず、午後の紅茶を楽しむのもいいですね。大人の方なら、ダージリンとラム酒、アールグレイと焼酎!などの楽しみ方もあります。美味しい紅茶の淹れ方を知るだけで、もっともっとおいしくなります。